ヤングジャンプ2021年6・7合併号(1月7日発売)新連載「真・群青戦記」の感想とあらすじです。群青戦記の続編であるこの作品、歴史好きの私は一読してグッときました。真・群青戦記おすすめの新連載マンガです。
目次
第1話あらすじ
大坂夏の陣図屏風に異様な風体の者たちの姿が描かれている。
第一話 「兄弟」
ある拘置所で
殺人未遂をおこした弟、マコト。
接見しにきた兄、ミチロウ。
弟のマコトは学業は必ず学年TOP3、医学部に進学。スポーツもテニス部に入れば県で1位、容姿端麗。かたや山岳救助隊を目指し警察採用試験に有利になるよう柔道でむさい男共と組み合う日々で、自分とは対照的な生き様のマコトに嫉妬している兄ミチロウ。
しかし弟マコトは、生き物の命で遊ぶ異常性があった。
拘置所でマコトがミチロウに「殺人鬼と英雄の違いは」と問いかける
数日後接見しにきたミチロウの答は「大義」
マコトはその答に対して、僕はそうは思わない「時代」のみだと思っている。
そんな異常性を持った弟マコトを救おうとする兄ミチロウだが、内心は何を考えているかわからない弟を怖れている。
結局マコトは懲役7年の実刑判決。
控訴するために再びマコトと接見するミチロウ、そのときマコトが
「向かいの房の人に聞いたんだけどさ、3年前滋賀県の高校の校舎が丸々消えた事件があったでしょ・・・向かいの人がさ自分はあの事件の生存者だって言い張ってるんだ」
「最初は当然ほら話として聞いてたんだけど、わりとよく出来ててさ」
「その人が言うには戦国時代にいっていたって」
マコトの意味不明の話に憤るミチロウ「おれは・・お前を、救いたいんだ」
それに対し「ミっちゃんが救いたいのは、殺人犯の兄になる自分だろ」「僕は生まれてくる時代を、間違えたのかもしれない」
失意のままに帰るミチロウ、そのとき赤い雨、大量のセミが孵化、どんどん霧が濃く。
その隙にマコトを含む31名が脱獄。
マコトを探しに行くミチロウ、しかし外には昔の山城が・・
そのころ、マコトは真田源三郎信之と対峙。
そしてミチロウは後の真田幸村となる弁丸と出会っていた。
(マンガ本文より引用)
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ヤングジャンプ公式サイト
真・群青戦記(https://youngjump.jp/manga/shin_gunjosenki/)
感想
真・群青戦記は前の「群青戦記」より、なんだかトーンが明るい感じがします。
ミチロウとマコトの兄弟と、真田家を中心に描かれると思います。
ミチロウって殺人犯の弟がいながら、結構タフに生きているなという印象。
マコトはサイコパスそのものって感じだけど・・・
また今回は拘置所が拠点になっているので、死刑囚などの凶悪犯VS戦国武将って構図も楽しみです。しかも既に第一部の群青戦記での戦国時代からの生存者もいるので、どう真・群青戦記に絡んでいくがが見ものです。
とにかく読み始めてみて、いい感触のある作品だと思います。
群青戦記の続編
真・群青戦記のキャラクターには第一部の生存者も含まれているし、群青戦記は1576年から1582年。真・群青戦記の舞台となる、真田幸村の生きた時代は1567年~1615年。
当然、先にタイムスリップした西野とのクロスオーバーはあります。たぶん今回は真田側で物語が進むと思います。しかも真田にとって家康は宿敵なので、現代人同士の対峙があるでしょう。
家康の意志を受け継いだ西野がどう成長して登場するかが楽しみでもあります。
気になるのが、囚人の中に戸田っぽい人が・・・
群青戦記を最終巻でおさらい
真群青戦記から読み始めて、まだ群青戦記を読んだことのない方に、群青戦記を最終巻中心でストーリーをご紹介します。
群青戦記は、高校に突然、赤い雨、大量のセミが現れ高校生が校舎ごと信長や秀吉のいる戦国時代にタイムスリップして、高校生が戦国武将と戦うといったストーリーです。
現代に帰る方法は織田信長
タイムスリップした高校生たちは、戦国武将の戦いに巻き込まれながらも現代に帰る方法を模索します。結局、本能寺の変で明智に代わり、高校生たちが織田信長を討ち取ったことで、高校の校舎に再び赤い雨と大量のセミが現れ現代に帰れました。
でも織田信長を討ち取った、主人公の西野蒼と他2人は帰れませんでした。また本能寺の変までの戦いで死んでしまった高校生を帰れませんでした。
西野蒼はというと、徳川家を率いて関ヶ原の戦場で息子の秀忠に激を飛ばしているところで最終巻は終わっています。