閃光のハサウェイの人気もあってか前身のストーリーである「逆襲のシャア」を見る人が増えています、しかし同時に逆襲のシャアのストーリーが意味わからないと思っている人も増えてます、逆襲のシャアを理解するにはガンダムシリーズをファーストから見直すしかありません、ガンダムシリーズを一から見直せば、きっと逆襲のシャアが3倍面白くなるはずです、今回は逆襲のシャアのストーリーの意味と魅力を徹底的にお伝えします
目次
逆襲のシャアがつまらないと思っている人へ
まずはファーストガンダムとZガンダム、ZZガンダムを見ましょう
逆襲のシャアでなぜシャアが地球に隕石を落として地球を人が住めない環境にしたいのか、ララァという女性の存在や、ライバルであるアムロとの関係
が分かります
その上で逆襲のシャアを見れば、つまらないとは思はないはずです、単なるアニメ作品ではありません
リアルに今後宇宙開発が進んだ人類に起こるかも知れない未来といっても過言ではありません
機動戦士ガンダムは非常に面白い作品ですが、やっかいなことにガンダムシリーズ、特にファーストガンダムから続く宇宙世紀シリーズを見ないとその世界観の意味がわかなく、面白さが半減します
ガンダムが中年世代以上に絶大な人気を誇るのは、ガンダムシリーズをオンタイムで見てきたからです
見る順番
一番最初の機動戦士ガンダム、いわゆるファーストガンダムを見るのが基本です、これは必須です
ファーストガンダムでシャア、アムロ、そして逆襲のシャアで意味不明だった存在ララァの関係が理解できます
ただ全43話あるので全部見るのはさすがにしんどいかもしれません
しかしファーストガンダムは劇場用に作られた、3部作がありますのでそちらをみると良いと思います
二番目はZガンダムです、ファーストガンダムの続編にあたります
50話もあるので大変ですが、こちらも劇場用3部作があります
しかし私としてはまずはテレビ版を見るべきだと思います
なぜ逆襲のシャアで、シャアが地球潰しをする理由がわかります
50話も見るのはちょっとしんどいですが、ガンダムに興味があれば1話みれば必ず次の話が見たくなります
オンタイムで見ていた私は次の話が見れるまで1週間あったので待ち遠しかったです
Zガンダムの衝撃的なラストにも、まだ子供だった私には衝撃的で、歯がゆい思いをしました
3番目はZZガンダムです
逆襲のシャアの視点から見れば、プロローグ的な位置にある作品だと思います
こちらも全47話で全部見るのは大変かも、ZZガンダムは単体としても面白いと思いますが、逆襲のシャアを理解するために見るというのであれば、逆襲のシャアを見た後に見るのもありです
ZZガンダムには直接的にシャアやアムロは出演してません
ただメカニックのアストナージやラーカイラムクルーのハナ軍曹は出演してますので逆襲のシャアをコアに楽しみたい方には良いかも
壮大な凄い話
逆襲のシャアはファーストガンダムから始まる一連の物語に一つの決着の物語、完結といえます
ファーストガンダムが放映されたのが1979年で逆襲のシャアの公開が1988年
そして2000年代になった今でも愛されている作品です
尚も以降のガンダム作品に影響を与えています
直接的に影響を受けている作品はサイコフレームという技術を掘り下げた物語ガンダムUC、逆襲のシャアにも登場していてクエスというトラウマに悩まされシャアとアムロの意思を引き継いだハサウェイの物語、閃光のハサウェイ
逆襲のシャアは新しい世代のガンダム作品の始点となった物語といえます
中盤はつまならい
とはいえ逆襲のシャアは最初から最後まで面白いのかと言えば、そうではないと思います
私的には物語中盤、アクシズ内部でのクエス、ギュネイ、シャアの痴話喧嘩とも言える会話シーンはつまらないと思いました
ギュネイ → クエスを追う
クエス → シャアを追う
シャア → クエスをうざったいと思う
シャア → クエスをギュネイにまかせる
このくだり長いです
またラーカイラム内部でも
ハサウェイが無断でラーカイラムに乗り込んで、父ブライトに怒られる、それをたしなめるアムロ
チェーンとアムロ
など
かなだるみ感は否めません
逆襲のシャアは凄い作品
公開から30年以上たっても、雑誌などで特集が組まれたり
新たなガンダム作品が公開される度に逆襲のシャアが見直されたりと
本当に凄い作品だと思います
宮崎アニメ
ルパン三世
機動戦士ガンダム
以上の作品は日本の3大アニメといって過言ではありません
これだけ愛される理由は、人間の普遍的なテーマを扱っていたり、登場するキャラもメインだけでなくサブキャラクターも深く掘り下げられる程、魅力的だからではないでしょうか
クエスとララァ
この二人の女性に共通するのは自由奔放さです
ガンダム作品に悪女の登場は切っても切り離せないのですが、特にララァはガンダム作品の悪女の原点と言える女性だといえます
結局シャアもアムロも、ララァの死後も彼女の魂を取り合って戦っているのですから
閃光のハサウェイでハサウェイがマフティーを決起する原因もクエスという女性にあります
逆襲のシャアでハサウェイがクエスのことが気になるも、クエスはハサウェイを子供あつかいしてもてあそび、シャアの方へ行ってしまったりと
本当に小悪魔です
どんな大義の戦争も原因は、ほんの些細なくだらないことが原因だったりします
サイコフレームというなんでも技術
ガンダムシリーズの集大成ともいえる逆襲のシャアの技術、「サイコフレーム」
ガンダム世界での人の意思を直接的にモビルスーツに伝えるサイコミュという技術を金属粒子レベルにしてモビルスーツのフレームに組み込んだもの
このサイコフレームを組み込んだニューガンダムが地球に落ちる最終臨界点を越えた小惑星アクシズをガンダム単機で押し返すという無茶ぶりをしてしまう
このサイコフレームはガンダムUCまで使われますが、それ以降のガンダム作品には見られません
人の意思が力になるという技術は、ガンダム世界の都合でも無敵過ぎるし、作品を作る側でも収集がつかなくなりますもんね
戦闘シーンはニュータイプ能力だけじゃない
ファーストガンダム後半からZZガンダムに至るまで、ニュータイプ能力という超能力で戦うシーンが多く出てきましたが
逆襲のシャアではあまりありませんでした
ファーストガンダム後半でニュータイプ能力全開で戦っていたアムロでさえ、逆襲のシャアではニュータイプ能力に頼るのは否定的で、むしろ卓越したモビルスーツ操縦技術で戦っていました
劇中でアムロはブービートラップをよく使ってました
モビルスーツのコックピットの中からハイパーバズーカをワイヤーで引っ張って遠隔で発射する
シャアとの白兵戦でもワイヤー操作で遠隔でバズーカを発射する、送信機を各所において自分の音声を拡散させる陽動作戦
ファーストガンダム一年戦争以降、本格的な軍人となったアムロは戦闘技術を学んだようです、それにしてもバズーカを使ったブービートラップが得意なのか好きなのか、劇中でアムロは2回も見せています
逆襲のシャア ラストの考察
シャアとアムロのライバル同士の戦いの決着、最終的には痴話げんかです本当に
ネオジオン総帥と連邦軍大尉という立場の違いもありますが、結局はララァという一人の女性の取り合いという怨恨の上の意地の張り合いというものだと私は思います
シャアの目的である小惑星アクシズを地球に落とすことはアムロに阻止され、アムロとのモビルスーツ戦でも敗れるというシャアの敗北に終わっています
しかし喧嘩両成敗ともいうのでしょうか、シャアもアムロも行方不明、もしくは死亡
これはこれで良い結末だと私は思います
なぜならシャアもアムロも、そろそろお互いの関係にけじめを着けたいと思っていたでしょうし新しい世代にバトンを渡したいという気持ちは共通していたと思います
最後のTの意味
チェーンが持っていた調査用のTの形をしたサイコフレームが宇宙を駆け巡り光を放ちますがこの意味ですが
最後にアムロが言っていた
「世界に人の心の光を見せなければならないんだろ」って事なんじゃないでしょうか
地球にいる人も宇宙にいる人も、Tサイコフレームが発した光を見て暖かさや安心を感じたのではないのでしょうか
逆襲のシャアの良いラストだなと私は思います
逆襲のシャア公式サイト⇒http://www.gundam-cca.net/